目次. 2

1.WWWサーバについて. 2

1.1 ファイルの置き方. 2

1.2 ファイル名. 4

1.3 認証. 4

1.4 ログ. 5

1.5 あなたのホームページを公開しませんか?. 5

2.CGI / SSI 7

2.1 CGI等の実行権限 -SuExec- 8

 

 

1WWWサーバについて

 

各プランのWWWサーバは apache 1.3.x を使用しています。CGISSIPHP4PHP5が御利用いただけます。

 

1.1 ファイルの置き方

 

各バーチャルサーバのトップディレクトリは1つめのUNIXアカウント

(末尾が00のもの)のホームディレクトリにあるサーバ名のディレクトリと

なります。

 

例1) お客様のサーバ名 test.que.ne.jp の場合

 

      お客様の末尾が00であるUNIXアカウントのホームディレクトリ

     (ここでは /home/00/ttay6300 とします)直下の

 

test.que.ne.jp

 

が仮想サーバのトップディレクトリとなります。絶対パスで例を示すと

 

/home/00/ttay6300/test.que.ne.jp

 

     の様なパス名となります。

 

ファイル       /home/00/ttay6300/test.que.ne.jp/index.html

URL            http://test.que.ne.jp/index.html

が一致します。

 

例2) お客様のサーバ名 www.example.com の場合

 

お客様の末尾が00であるUNIXアカウントのホームディレクトリ直下の

 

/home/00/ttay6300/www.example.com

 

がディレクトリが仮想サーバのトップディレクトリとなります。

 

webコンテンツ転送場所などの絶対パスはコントロールパネルに

ログインすることで「webコンテンツディレクトリ」として表示されますのでご確認ください。

 

    一歩進んだ使い方

 

UNIXアカウント単位のwebページは各ホームディレクトリの下の

public」というディレクトリにファイルを置いて下さい。publicディレクトリは上記の仮想サーバトップディレクトリ下からシンボリックリンクを作成してあります。

 

例) 2つ目のアカウント tae04301 のディレクトリ

 

/home/00/tae04301/public/index.html

URL

http://test.que.ne.jp/tae04301/index.html

 

に一致します。

 

仮想サーバのディレクトリ直下のUNIXアカウント名のシンボリック

リンクファイル(Windowsでの「ショートカット」に相当します)の名前を変更することによってUNIXアカウント名ではなく自由な名前でUNIXアカウント単位のwebページを公開することができます。

 

シンボリックリンクファイルの名前の変更はftpアプリケーションなどで行なって下さい。

 

ホームディレクトリにサブドメイン(お客様のドメイン名の前に何らかの名前のついたもの)名のディレクトリを作成し、その中にファイルを置いて頂くとWebからアクセスできるようになります。これにより同じドメイン内なら複数のホームページを運用できます。

 

例1)        お客様のドメイン名 test.que.ne.jp の場合

 

たとえばshop.test.que.ne.jp というサブドメインを設定するにはホームディレクトリに

 

/home/00/ttay6300/shop.test.que.ne.jp

 

という名前のディレクトリを作成して、その中にホームページのファイルを置いてください。その後 Internet Explorer Firefox などのブラウザから http://shop.test.que.ne.jp にアクセスするとページが表示されます。

 

 

またサブドメインでの「シンボリックリンクファイル」を作成することで複数のサブドメインから同じホームページを表示することも可能です。たとえばtest.que.ne.jpへのシンボリックリンクファイルをwww.test.que.ne.jp というサブドメイン名で作成すれば、http://www.test.que.ne.jp にブラウザからアクセスすると http://test.que.ne.jp と同じページが表示されます。

 

 

1.2 ファイル名

 

URLの指定でファイル名を指定しなかった場合は次の順にファイルが検索されます。

index.cgi / index.php / index.shtml / index.html / index.txt

その他ファイル名と拡張子の関係は次のとおりになります。

拡張子           ファイルの内容

.html/.htm       HTMLファイル

.cgi             CGIスクリプト

.shtml           SSIスクリプト

.php             PHPスクリプト

 

 

1.3 認証

 

webページへのアクセスに対する認証を行なうには、アクセスを制限したいページのあるディレクトリに .htaccess または htaccess というファイルを置くことで認証設定を行ないます。htaccessファイルの書き方につきましては専門書をご参照ください。

 

またBASIC認証のためのパスワードを設定できるCGIプログラムを下記URLにて掲載しておりますのでご利用ください。

 

https://ssl.inetd.co.jp/tools/htpasswd.cgi

 

またBASIC認証のためのパスワードを設定するプログラムは

 

/usr/local/bin/htpasswd

 

となります。こちらを使用する場合はtelnetからご利用ください。

 

 

 

1.4 ログ

 

仮想WWWサーバのアクセスおよびエラーログは1つ目のUNIXアカウントのホームディレクトリにある logs ディレクトリ書き込まれます。

access.logは毎日午前3時前後に1日分がまとめてこのディレクトリに書き込まれます。error.logはリアルタイムに書き込まれます。

 

それぞれのログは7日分保管されます。

 

 ※最新の access.log / error.logを除き、古いログはzip 形式で

圧縮した形で保存されます。

 

 ※アクセスログ(access.log)の方はリアルタイムで書き込まれませんので

ご注意下さい。access.logは毎日午前3時前後に1日分がまとめて

書き込まれると同時に、ロテートされます。

実際にアクセスログがあった場合に、ログが書き込まれるのは

access.log.0〜です。

access.logはファイルとしては存在しますが、実際にログが

書き込まれるものではございません。

 

 

1.5 あなたのホームページを公開しませんか?

 

コントロールパネルにログインし、管理者メニュー内の登録情報変更に

「ホームページを紹介ページに登録する」という項目があります。ここで登録するとお客様のトップページが http://www.que.ne.jp/users/ から自動的にリンクされます。

タイトルと御紹介の短い文章を付けることができます。

 

 

2.CGI / SSI

 

CGICGIスクリプトをweb公開ディレクトリに .cgi という拡張子で

スクリプトを置いてください。また、SSI.shtmlという拡張子にして

ファイルを保存してください。その他特に設定する必要はありません。

 

CGI/SSIから利用できるおもな各プログラムは次の通りです。

 

sh               /bin/sh

Perl5            /usr/local/bin/perl

jperl5           /usr/local/bin/jperl

sendmail         /usr/local/bin/sendmail 

nkf              /usr/local/bin/nkf

ruby             /usr/local/bin/ruby

eruby            /usr/local/bin/eruby

  

1     perlでプログラムに直接記述する漢字コードには「日本語EUC漢字コード」を御使用ください。ShiftJISを使用した場合には文字によって、動作しない場合があります。

 

2    CGIスクリプトをFTPで転送する場合は「ASCIIモード」または「テキストモード」で転送してください。

または、転送前後に適切に改行コードの変換を行なって下さい。

 

3    CGIプログラムの実行時間は20(CPU消費時間)に制限されます。

またメモリー使用量についても制限を行なう場合があります。

CPU消費20秒は実際の時間では40秒から1分程度です。

 

※個別CGIの設置等はサポート致しておりません。配布元等にお問い合わせ下さい。

 

 

.1 CGI等の実行権限 -SuExec-

 

CGI / SSI各プログラムはお客様に発行したアカウントのうち、末尾が00のアカウント(主アカウント)の権限で実行されます(いわゆるSuExecです)

 

    200242日以前に御利用開始になっているお客様はSuExecではございませんのでご注意ください。

該当のお客様は末尾の「補足1」を御覧下さい。

 

例えばアカウント xsie1300 の場合、CGIが作成したファイルの所有者は

xsie1300 となります。

 

以下、CGIを置く際の注意点を述べます。

 

CGI/ディレクトリのパーミッション(モード)

CGIプログラムおよび、CGIを置くディレクトリのモードは775

もしくは755としてください。Otherユーザに対する書き込み権が

設定されている場合は実行されません。

 

SSIからのプログラム/CGIの実行

SSIでは #exec cmd/cgi=\"....\" SSIファイルの置いてある

ディレクトリよりも上の階層にあるプログラム(/bin/dateなど)を直接実行することができません。

例えば、

 

/home/.../xsie1300/example.que.ne.jp/ssi/sample.shtml

/home/.../xsie1300/example.que.ne.jp/cmd1.sh

/home/.../xsie1300/example.que.ne.jp/ssi/cmd2.sh

/home/.../xsie1300/example.que.ne.jp/ssi/commands/cmd3.sh

 

というSSIスクリプトがあった場合、sample.shtmlからは「ssi」ディレクトリと同一階層(= /home/.../xsie1300/example.que.ne.jp/)にあるプログラム(もしくはCGIcmd1.shは「上の階層」となりますので実行できません。同一階層となるcmd2.shおよび下の階層となるcmd3.shは実行可能です。

 

SSIからのプログラム実行時の引数

SSIでは #exec cmd/cgi でコマンドに対して引数を与えることが

できません。SSIからプログラムを引数付きで呼び出したい場合は、

同じディレクトリに別途シェルスクリプトなどを作成し、その

スクリプト中で引数を付けて目的のコマンドを実行してください。

 

PHPCGIではないため実行権限はhttpdとなります。

 

・主アカウント以外のアカウントホームディレクトリに置いたCGIの実行

CGIの実行はどのアカウントのディレクトリにCGIプログラムが

あっても主アカウント/グループの権限で実行されます。

これは主アカウント以外のアカウントのディレクトリにあるCGI

実行しているお客様のみ影響を受けます。

 

   例) 主アカウント xsie1300

 

アカウント xsie1301 のページ上でCGIを実行する場合

 

/home/00/xsie1301/public/test.cgi

 

はユーザxsie1300、グループxsie1300で実行されます。

 

そのためtest.cgiが作成したファイルの所有者はユーザが

xsie1301ではなく、xsie1300になることにご注意ください。

 

※ CGIプログラムの作成方法、動作の検証などは承れませんので、

一般書籍を御覧いただくか、弊社掲示版を御活用ください。